人生儀礼の一つの「卒業式」。
小学校の卒業式でも袴を着用するってご存知ですか?
一昔前の小学校の卒業式の服装といえば、私服または制服でしたね。
最近は小学校の卒業式でも袴を着用される傾向があるそうなんです。
小学生が袴で卒業式に参加するのはおかしい?といった不安もあると思います。
実際はどうなのか、小学生の袴の着用について詳しく説明していきます。
小学生の袴って大人の袴と同じ?
写真の通り小学生の袴は見た目も大人の袴と同じになります。
もちろんお子様によっては背の高いお子様もいらっしゃいますので、大人用の袴を着用されるお子様もいらっしゃるそうです。
小学校の卒業式に袴っておかしい?
小学校の卒業式の服装はフォーマルな私服か学校の制服が一般的でしたね。
女袴は昔の制服にもなったことのある服装ですので、卒業式に着用しても格的には問題はないと思います。
しかし、袴を禁止している学校もあるそうなので、よ〜く確認が必要になりますね!
なぜ、禁止されているところがあるかといいますと・・・
動きにくい
女袴は振袖+袴で完成します。
振袖には種類があるのですが、中振袖(大人用ですと100センチの袖丈)という振袖を着用される場合、袖を踏んでしまい転倒する恐れがあります。
また卒業証書授与の際の登壇降壇・多々ある起立着席を考えると慣れていない袴での一連の動きはお子様には負担になりますね。
その場合は小振袖(大人用で75センチの袖丈)の振袖の着用をオススメしますが、こちらも慣れていない場合は注意が必要ですね。
着崩れしたときの対応が困難
トイレに行った時や活発に動いてしまった時に着崩れをしてしまったら、学校の先生は対応ができません。
常にお母様がついているわけではありませんので、学校側も対応ができなく困ってしまいますね。
体調不良
普段から着物に慣れていないお子様ですと、洋服よりも窮屈に感じるお子様が多いですし、卒業式の緊張もあり体調を崩してしましがちです。
保護者とのトラブル回避
袴はレンタルにしても、ある程度の金額がかかります。
経済的格差が如実に現れてしまいますので、学校側としては保護者とのトラブルをなるべく回避したいですね。
小学生の袴どうしたらいい?
通われている小学校では禁止されていないから、ぜひ袴を着用して卒業式に参加したいという方もいらっしゃいます。
今は袴がスカートのように履くだけになっているタイプの袴があり、着付け師に頼まなくても自分達で着用できる袴があるそうです。
こちらですと、窮屈感や着崩れの心配もなさそうですのオススメですね!
上記の理由で袴の着用を諦める方もいらっしゃいますが、そんな方は記念に袴を着用したお写真だけでもありですね!
フォトスタジオに伺うと小学生の袴がたくさん置いてあり、お店の方に話を伺うと小学生の袴が大変人気とおっしゃっていました。
実際に袴で卒業式に参加されるお子様もいらっしゃるし、記念に写真だけのお子様のいらっしゃるそうですよ!
まとめ
「小学生の袴」は禁止されている小学校もあるので確認が必要です。
着用がOKでしたら、お子様に負担にならない「袴」を選んであげてくださいね!
もし袴が禁止でもフォトスタジオで写真に残してあげるのも、将来アルバムを見返した時の良い思い出になりますね!
私が今、小学生なら間違いなく「袴」を着用して卒業式に参加していますよ!!
以下の記事では袴の歴史、袴が卒業式に着用する定番になった理由も解説していますので、参考になさってくださいね!