韓国ドラマ『キム秘書はいったい』を観た元秘書としての感想を紹介したいと思います。観た事がある人は秘書の仕事ってこういう仕事なんだって思ったと思います。では実際はどうなのか見てみましょう!!
※ネタバレ注意です!
『キム秘書はいったい』は、自己中心的で完璧主義のCEOと、彼を数年間支えてきたキム秘書の物語です。キム秘書は仕事を完璧にこなす敏腕秘書ですが、ある日突然「辞職します」と宣言。これに驚いたヨンジュンは、彼女を引き留めるため奮闘し始めまるドラマです。
ドラマの中では秘書という職業の多面的な役割が描かれ、CEOを支える右腕としての能力だけでなく、感情面のケアや組織内での調整役としての働きも描かれています!
秘書の仕事、ここまでするの?と感じた場面
『キム秘書はいったい』を観て、「秘書の仕事ってここまでするの?」と感じた場面がいくつかありました。
ドラマですので、もちろん演出的な要素が多々あるかと思いますが、実際の秘書業務と比べてみましょう!
例えば、CEOの私生活に深く関与する場面。例えば、食事管理や洋服の準備までを徹底的に行う場面は、実際の秘書はここまでプライベートに関与することは少ないかなと感じました。もちろん趣味・嗜好品は把握しており、好みの銘柄のコーヒーやお茶しか出さない・会食では好みのレストランしか予約しない・趣味の情報を入手するなどのことはしました!!
あと、ドラマではキム秘書がよくネクタイを直す場面がありましたが、実際には、ボスは身だしなみをきちんとされ、気にしている方がほとんどですので、私は一度もネクタイを直した事がないです!
あくまでドラマの演出ですが、「ここまでするの?」むしろ「してあげた方が良かったかな」・・・と考えてしまいました!笑
また、CEOのメンタルサポートの面でも驚きました。心理的ケアまで担う姿は、まるで心理カウンセラーのようでしたね。
確かに、秘書は上司の機嫌やメンタル面を察知しながら働くことが求められますが、ここまで寄り添うのは現実ではなかなかないのかなと感じました。
自分のメンタルケアをできないボスはあまりいないかもしれません・・・
こうした描写はドラマの演出で、秘書という仕事がいかに多様であるかを視聴者に伝えるための描写だと思います!!
おかげで秘書の仕事がとても分かりやすかったと感じています。
さすがキム秘書と感心した場面
逆に、「さすがキム秘書!私も現役なら見習いたい!」と感心した場面もいくつかありました!
まずは、CEOのハンカチなどの小物を常にキム秘書のバッグに入れていた場面です。忘れてしまった時や汚れてしまった時などの替えに予備を常に持ち歩くのには感心しました!
現役の秘書なら、即真似していました!
あとは、いつでも運転をできるようにという為なのか、キム秘書は会食があってもお酒を飲まなかったというところ。プロ意識が高いなと感心しました。
勧められると、これも仕事のうちと飲んでいました!
そしてなんと言ってもキム秘書の一番感心した場面は、嫌な事でも、きつく言われても常に笑顔で「はい、副会長」と答えていたところです!
秘書も人間なので、言い方や態度次第では傷ついてしまい、顔に表れてしまう事だってあります。しかしキム秘書は常に笑顔でいられた事には心底感心しました。真似したくても、なかなかすぐに真似できる事ではありません!
私にはできませんでした・・・逆にボスが私の機嫌を伺うパターンでした!笑
キム秘書はいったいを観た元秘書の感想!
とにかく共感
キム秘書の仕事ぶりに共感する部分が多く、彼女のプロフェッショナルな姿勢には感動すら感じました。CEOのスケジュール管理からクライアント対応、予期せぬトラブルの処理まで、実際の秘書業務と重なる部分が多かったです。
観ていて懐かしく感じました。
理想と現実のギャップ
ドラマですのでやはり現実の秘書業務とは少し異なる部分ももちろんありました。
例えば、実際の職場ではあんなにCEOが秘書に頼って依存しているのは無いかな・・・と観ていて感じました(笑)!
現実はボスがしっかり考えて決断しています!秘書はあくまでもその決断に合わせて行動するのみです!
また、皆さんが一番気になる点かと思いますが、社長と秘書が恋愛に発展することはほぼないと言っておきます(笑)。
もちろん0ではありません!!仕事ができるボス、仕事がしやすいようにサポートしてくれる秘書、こんな二人が1日の大半を一緒に過ごしたら、それはそれは恋愛に発展してしまう要素は大きいですよね!
なかには恋愛に発展している方もいらっしゃいました・・・
秘書の影響力を再認識
秘書は単なるアシスタントではなく、組織を円滑に動かす役割もあり、時には交渉役、時には機嫌を伺う役割も担っています。
ボスの機嫌を見て、今はそっとしておこう!とか別の話題を振ろうとか考えていました!
キャリアとプライベートの両立
キム秘書が『辞職します』と言った瞬間、『わかる…』と思ってしまいました。長年秘書をしていると、仕事が自分の人生のすべてになりがちで、ふと『私の人生って…?』と考えることがあるんです。
プライベートがあるようで、無かったので、私は一生このままなのかしら・・・と何度も思いました!
秘書という仕事の魅力を伝えてくれた作品
秘書の仕事は簡単に思われがちですが、実際には臨機応変な対応力や、先を読む力、柔軟なコミュニケーション能力が求められます。『キム秘書はいったい』は、そんな秘書の魅力を広く伝えてくれた作品だと感じました。
秘書という職業がこうして脚光を浴びるのは嬉しいです。
まとめ
『キム秘書はいったい』は、単なるラブコメディの枠を超え、秘書という職業の奥深さを描いた作品だと思います。
キム秘書のようなプロフェッショナルな秘書は、単なるアシスタントではなく、経営を影で支える重要な存在ですね。
ドラマを通して、秘書という職業の価値を改めて考えさせられたと同時に、働く女性のキャリアついても深く共感できる内容でした。
秘書業務に関心のある人はもちろん、仕事と向き合うすべての人におすすめできる作品です。もう一度観たいくらい素敵なドラマでした!
秘書を仕事にしたいと思っている方はぜひ見てみてくださいね!