着物って様々なルールがあり、着物にかんざしなどのアクセサリーはしても良いのか、などなど疑問だらけです。
今回は着物にかんざしをする事はマナー違反になるのか！？をご紹介します。
着物にかんざしをする事はマナー違反！？
着物を着用する時のかんざしは基本的にはOKです。マナー的に見ても違反ではありません。
ただし、着物にかんざしをする事はマナー違反になる例外がありますので、よく覚えておいてください。
着物にかんざしをする時のマナー
着物にかんざしをする事はマナー違反ではありませんが、TPOや着物の格に合うかんざしを選ぶ必要があります。
同じ着物でも格によって、かんざしを選ぶ必要がありますので、振袖・紬・訪問着・黒留袖・浴衣別に細かくご紹介します。
振袖の時のかんざし
振袖はとても豪華で華やかな着物です。そして成人式という人生儀礼の一つである、一生に一度しかないとてもおめでたい場面です。
ですので、振袖の時には着物に合わせて、お花がたくさん付いているなどの華やかで豪華なかんざし（髪飾り）を合わせてもおかしくないし、マナー違反ではありません。
リリーもちろん落ち着いたかんざしでもマナー違反ではありませんので、お好みのかんざしを選んでくださいね。
紬の格の時のかんざし
一方、普段着の格である紬などの着物の時に、お花がたくさん付いている華やかで豪華なかんざしはどうでしょうか！？
落ち着いた普段着の着物に豪華なかんざしだと、かんざしだけが浮いてしまい不恰好になりますね。マナー違反というより、TPOに合っていないと言えます。
洋装の場合でもTシャツとジーンズなどの普段着に、ダイヤがたくさん付いた豪華なアクセサリーを身につけないのと同じで、TPOに合わせてかんざしやアクセサリーを選ぶ必要があります。
紬など普段着の格の着物の時には、べっ甲やパールなどの落ち着いたシンプルなかんざしがおすすめです。
訪問着や黒留袖の時のかんざし
訪問着はパーティーなど華やかな場面で着用したり、七五三や入学式などのあくまでも子供がメインの場面で着用する事が多いと思います。この場合はTPOに合わせてかんざしを選びましょう！
パーティーなどで着用する訪問着の時には、振袖時のかんざしとまではいかない、少し華やかな印象になるかんざしでもマナー違反ではありません。逆にシンプルな落ち着いたかんざしでも、もちろんOKです。
七五三や入学式などの子供がメインで着用する訪問着の時には、パールなどシンプルなかんざしをおすすめします。なぜならば、七五三や入学式などは子供がメインになりますので、一歩引いた装いがマナーす。
同じ考えで、結婚式の親族が着用する黒留袖ですが、黒留袖の時のかんざしは、落ち着いたシンプルなかんざしがマナーです。メインは花嫁さんになりますので、一歩引くのがマナーになります。
浴衣の時のかんざし
続いて、普段着の格になる浴衣の時のかんざしはというと、プライベートで着用する事が多いと思いますので、
花火大会やお祭りで着用する時の浴衣に合わせるかんざしは、華やかで豪華なかんざしでも落ち付いたシンプルなかんざしでも、マナー違反ではありません。
花火の華やかな雰囲気に合わせたかんざしを合わせるととても素敵ですね。
かんざしは着物の格だけではなく、TPOに合わせる事も大切です。
リリーシンプルなパール系のかんざしを一つ持っていると、どんな場面でも使用できて便利ですよ！
着物にかんざしをする事がマナー違反となる場合！
上記の通り、着物の格やTPOを考えてかんざしを選ぶ必要がありますが、着物にかんざしをする事はマナー違反になりません。
しかし、着物にかんざしをする事がマナー違反になる場面があります。
それは、「茶道」の場面です。
茶道で扱う茶器などの道具はとても高価なものが多い為、かんざしが万が一落ちてきて、高価な茶器などを破損してしまったら大変です。そうならないようにかんざしをはじめ、全てのアクセサリーを身に付けての茶道はマナー違反とされています。
もし、かんざしやアクセサリーを身に付けて出かける必要がある場合は、茶道をやる前に全てのかんざしやアクセサリーを外しましょう！
リリーこのマナーは絶対に覚えておきましょうね！
まとめ
かんざしは日本の美意識や文化を象徴する大切なアイテムでもありますので、適切な着用マナーを守りながら楽しむことが大切です。
かんざしのデザインには着物同様に四季や自然をモチーフにしたものなどがあり、日本の美意識や文化が反映されています。
TPOに合ったデザインのかんざしを選べばマナー違反にはなりませんので是非、美しい日本文化である着物とかんざしを楽しみましょう。
