どんと焼きって、お正月飾りを集めて燃やす行事。
実はそれだけじゃないんですよ!!
お正月を終えて、気持ちを日常に戻すための、やさしい区切りなんです。
むずかしい作法はありませんし、行けない人にもちゃんと代わりの方法があります。
「よく分からないからスルー」するには、ちょっともったいない行事です。
どんと焼きについて
- どんと焼きって何?なぜ燃やすの?
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どんと焼きとは、お正月に家に来てくれたと考えられてきた年神様を、正月飾りを燃やした煙とともに空へ見送る、という行事です。
また、お正月の終わりに気持ちを切り替え、感謝して一区切りをつけるための、昔からの知恵なんです。
お正月って、なんとなく特別な空気がありますよね。
しめ縄を飾って、門松を置いて、「お正月モード」になる。
どんと焼きは、そのお正月モードをしまうタイミングということでしょうか。
「来てくれてありがとう」
「ここからは、いつもの毎日へ戻ります」
そんな気持ちを形にした行事と思ってください。
どんと焼きでやること

- どんと焼きはどんなことをするの?
-
正月飾りや書き初め、お守りなどを持ち寄り、神社や広場など安全な場所に集めてまとめて燃やします。
立ちのぼる火や煙にあたりながら、一年を無事に過ごせますようにと願うのが、どんと焼きの流れです。
どんと焼きでやることは、びっくりするほど簡単です。
・正月飾りや書き初め、お守りを集める
・神社や広場でまとめて燃やす
・火や煙にあたりながら、一年の無事を願う
地域によっては、その火で焼いたお餅や団子を食べることによって、「元気に過ごせる」と言われています。
ポイントは、燃やすこと自体が目的じゃないということ。
「一区切りつける」ことが、いちばん大事なんです。
「なんか面倒そう…」と感じてしまう

どんと焼きが敬遠されがちなのは、
「作法を間違えたらダメそう」
「行かないと縁起が悪そう」
と感じてしまうからかもしれません。
でも実際は、
「行ける人が、できる形で関わる」というスタンスでいいんですよ!
昔も今も、
「できる人が、できる範囲で」
それが前提でした。
どんど焼きに行けない人はどうする?
お正月飾りがあるけれど、どんど焼きには忙しくて行けない人、たくさんいます。
そんな人のために、一般的に行われている方法があります。

・近くの神社やお寺に持っていく
古いお札やお守りを納める場所が用意されていることが多いです。(受け入れているか要確認!)
・自治体によっては、地域の行事として行われていたり、
学校のイベントの一環として開催されていることもあります。
・それでもどうしても難しい場合は、
白い紙に包み、塩を少しふって、「ありがとう」と言って処分する方法もあります。
※これは簡易的なやり方ですが、気持ちの整理には十分です。
「行けなかった=意味なし」ではないので、安心してください。
リリー今年どんと焼きに行ったところ、松の枝は受け入れできないと言われたため、
来年からは塩をふり、自治体のルールに沿った方法で処分しようと思っています。
左義長祭って何?どんと焼きとの違い
- 「左義長祭」と「どんと焼き」の違いって何?
-
左義長祭とどんと焼きは、ほぼ同じ行事です。
どちらも、
正月飾りや書き初めなどを燃やして、
お正月の終わりに気持ちを切り替えるための行事です。


違いは呼び方と行われている地域
どんと焼きは、
火が「どんどん」と燃える様子からついた呼び方で、
全国的によく使われています。
一方、左義長(さぎちょう)祭は、平安時代の宮中行事に由来する名前で、
京都や北陸など、地域によって使われている呼び名だんだそうです。
行事の中身はほぼ同じ
左義長祭と呼ばれる地域でも、
・正月飾りを燃やす
・一年の無事を願う
・正月に区切りをつける
といった意味や流れは、どんと焼きと変わりません。
名前が違うと別の行事のように感じますが、
目的や考え方は同じなので、あまり難しく考えなくて大丈夫です。
忙しい今だからこそ、どんと焼きがくれる「余白」
私は、どんと焼きが今の生活に合っていると考えています。
気持ちを切り替える「余白」を作ってくれるからです。
最近は、日本の行事そのものが少しずつ忘れられたり、忙しさの中で「やりたくてもできない」ことが増えています。
でも、そんな毎日だからこそ、あえて立ち止まる時間が大切なのだと思います。


昔の人は、
未来をよくするためには、ただ動き続けるだけでなく、気持ちを整える余白が必要だと、感覚的に分かっていたのかもしれません。
だからこそ、どんと焼きのような行事を続けてきたのではないでしょうか。
忙しい毎日の中で、
少しだけ立ち止まる理由をくれる。
どんと焼きは、そんな役割を持った行事でもあるのではないでしょうか?



どんと焼きに行った年は、物事を前向きに考えられることが多く、
行けなかった年は、気づくと考え方が少し後ろ向きになり、結果的にうまくいかない方向へ進んでいたなと感じています。
まとめ
どんと焼きは、
・正月飾りを焼く行事
・でも本当は、感謝して手放す行事
・行けない人にも、無理のないやり方がある
完璧にやらなくて大丈夫。
ちゃんと知らなくても怒られません。
日本の行事は、がんばるためのものではなく、
毎日を少し楽にするためのもの。
どんと焼きも、そのひとつです。
「そういう意味だったんだ」
そう思ってもらえたら、それだけで十分です。









