着物を着るときに必要不可欠の「帯締め」。でも、いざ選ぼうと思うと種類が多すぎて、どれを選んでいいのかわからない…なんてことはありませんか?
私自身も、最初は「とりあえず着物に合う色で選べばいいのかな?」と思っていました。でも実は、帯締めにはフォーマル・カジュアルの違いがあり、シーンや着物の種類に合わせる必要があるんです!
間違った帯締めを選んでしまうと、せっかくの着物姿が残念に見えてしまうことも…。
そこで今回は、帯締めの違いや選び方について詳しくご紹介していきます。
帯締めの違いを知らなかった私の失敗談
実は私、着付けを習い始めたばかりの頃、「どの帯締めでも良い」と思っており、好みや着物に合うかで帯締めを選んでいました。
ある日、お茶会に参加するために訪問着を着たのですが、間違った帯締めの選び選んでしまい、先輩から「ちょっとカジュアルすぎるね」と指摘されてしまいました。
そのとき初めて、帯締めのフォーマル・カジュアルの違いや、場面に応じた選び方があるのだと分かりました。
同じように悩んでいる方のために、帯締めの種類や違い、選び方のポイントをわかりやすくご紹介します!

同じように悩んでいる方のために、帯締めの種類や違い、選び方のポイントをわかりやすくご紹介しますね!
帯締めの種類と違いを知ろう!
現在ではデザインのバリエーションが非常に豊富で、一概に分類するのが難しい場合もありますが、基本的な基準として以下のような違いがあります。
① 幅の違いでフォーマル度が変わる


- 16mm以上の太めの帯締め(丸組・平組)
格式のある場面に適している
訪問着や留袖、振袖などに合わせる - 10mm〜15mmの中間サイズの帯締め
セミフォーマルな場面や少しおしゃれなシーンに
小紋や色無地、紬にも合わせやすい - 10mm未満の細めの帯締め(3分紐など)
カジュアル向き(小紋・紬)
浴衣や普段着の着物に最適
② 金銀糸の有無でフォーマル度が変わる


- 金銀の糸だけのもの
黒留袖に合わせることが多い - 金銀の糸が入っているもの
格式高い着物に合う(留袖・振袖・訪問着・色無地) - 金銀が入っていないもの
普段着やカジュアルな着物にピッタリ(小紋・紬)
③ 季節に合った帯締めを選ぶ
- 夏用(透け感のある素材、レース調など)
絽や麻などの着物と相性抜群 - 冬用(しっかりした組み方・厚みのある素材)
ウールやベロア素材の着物ともよく合う



夏用の帯締めか冬用の帯締めかは一目で分かります!


帯締めを適当に選ぶとコーディネートが台無しに!?
帯締めって本当に選ぶのが難しいんです。
着物と帯が素敵でも、帯締めの選び方を間違えると「何か違う…」と違和感を感じてしまうことも。
せっかくの着物姿をより美しく見せるために、帯締め選びはとても重要なんです。
帯締めの種類や違いを理解すれば、着物の魅力を最大限に引き出すことができます。
フォーマルな場にふさわしいもの、カジュアルに楽しめるものを知っておくことで、より自由にコーディネートを楽しめるようになります。



何十年着物を着ている叔母でも、毎回これで良いか悩むそうですよ!


帯締め選びのコツ!
TPOを考える → どんなシーンで着るのかを考え、フォーマルシーン/カジュアルシーンを使い分ける。
着物とのバランスを取る → 帯や着物の色と調和するものを選ぶ。/差し色を選ぶ。
季節感を意識する → 夏なら涼しげな色・素材、冬なら暖かみのあるデザインを選ぶ。
実物を見て選ぶ → オンラインで購入する場合も、実際の風合いや色合いを確認できた方が良い。
リバーシブルの帯締めを活用する → 一つで二通りの使い方ができるのでコスパがとても良いのでおすすめ。



悩んだ時は店員さんの意見を伺うと良いですよ!!
帯締めは何本か持っていると便利


帯締めは何本か持っていると本当に便利です。
フォーマル用、カジュアル用、季節ごとのものを揃えると、幅広いコーディネートに対応できます。
また、帯締めの色やデザインによって同じ着物でも印象を変えることができるため、帯締めをいくつか持っておくとコーディネートの幅が広がりますよ。
安く手に入るショップを以前紹介しているので、ぜひ参考にしてみて下さいね!!
まとめ
帯締めは、着物のコーディネートを完成させる大切なアイテム。
種類や特徴の違いを理解し、自分に合った一本を選ぶことで、より美しい着物姿を楽しむことができます。
帯締め選びを通じて、自分の個性を表現しより着物を楽しんでみませんか?
あなたにぴったりの帯締めを見つけて、素敵な着物ライフを楽しんでください!