聞いたことがある方もいるかもしれませんが、
これは「人は期待された通りに成長しやすい」という心理の働きのことだそうです。
教育の現場でも知られている考え方で、子どもとの関わり方を考えるうえで、とても興味深い内容でした。
親としては、
「この子には、こうなってほしい」
「もっと自信を持ってほしい」
そんな思いを抱くことも多いですよね。
でもその一方で、
「ついガミガミ言ってしまう…」
「本当はもっと前向きに育ってほしいのに」
と感じている方も多いのではないでしょうか。
もし、ガミガミ言わなくても子どもの成長を後押しできる関わり方があるとしたら、少し気になりますよね。
そこで今回は、
ピグマリオン効果とはどんなものなのか、そして子育ての中でどのように考えるとよいのかを、わかりやすく紹介していきます。
ピグマリオン効果について
- ピグマリオン効果とは何ですか?
-
「人は、まわりから期待されると、その期待に近づきやすい」という心のはたらきのことです。
これは、
「人は、まわりから期待されると、その期待に近づこうとしやすい」
という心理のはたらきのことです。
「あなたならできるよ」と信じてもらえた子は、
本当にできるようになることがある。
それがピグマリオン効果です。
ただ、魔法ではないので「必ずそうなる」というものでもありませんよ!
リリーでも、子どもの成長にとって大切なヒントになる考え方だと思います!
ギリシャ神話の彫刻家「ピグマリオン」が由来。
彼は理想の女性像を彫刻し、心から愛した結果、その像が本当に命を持った……という物語です。
「信じ続けたら現実になった」ここから名付けられました。(参照元:WIKIPEDIA)
期待すると成長しやすい理由


理由は、こんな感じです。
親が「できる」と思っていると、
・声がやわらかくなる
・失敗しても見守れる
・小さな成長に気づける
という親側の変化があります。
すると子どもは、
普段は「なんで失敗したの?」と責められたりとガミガミ言われてきたけれど、
「自分はできるのかもしれない」と感じるようになります。
そしてこの気持ちが、行動につながります。
実際に、1960年代の学校で行われた研究でも、
「これから伸びる」と先生が思って接した子どもたちが、その後成績を伸ばしたという報告があります。(参照元:WIKIPEDIA)
もちろん、これだけで全てが決まるわけではありませんが、大人の見方や声がけが子どもの変化に影響することです!
それぞれの声がけの結果
それぞれの声がけで、どんなお子さんになってしまう可能性があるのか気になりますよね!
「あなたは優しいね」と言われ続けた子


子どもは「自分は優しい人なんだ」と思うようになります。
すると、
・友だちにゆずる
・困っている子を気にする
そんな行動が自然と増えることがあります。言葉は、子どもの「自分のイメージ」を作ります。
「どうせできない」と言われ続けた子


「また失敗するよ」
「あなたは集中力がないね」
と言われ続けると、「自分はできない人なんだ」と思い込みやすくなります。
その結果、本当にやる気が下がることがあります。
もちろん、親側は子供の心配をして、発言した言葉なのですが、子供には「失敗しないようにいってくれている言葉」という認識はまだできません。



失敗をみたくないから、先回りして、発言してました 笑
大人にもピグマリオン効果は有効なの?
実は、ピグマリオン効果は大人にもありますが、子どもよりも差が出やすいと言われています。
なぜなら大人は、
・過去の成功や失敗
・「自分はこういう人」という思い込み
・今まで受けてきた評価
こうした経験をたくさん持っているからです。
つまり、すでに「自分像」ができあがっています。
そのため、期待がその自分像と合えば伸びやすいし、ズレているとプレッシャーに感じやすくなります!!



私もどちらかと言えば、「プレッシャー」に感じる方です!


プレッシャーに感じる大人は、
「他人からどう期待されるか」よりも「自分が自分をどう見ているか」を意識してあげる方が効果的です。
そう考えると、もうひとつ大切なことがあります!
もしかすると、もうお気づきの方もいるかもしれませんが……
親(大人)が「私はもう変われない」と思っていると、子どもも「人は変わらない」と学んでしまいます。
逆に、
「大人でも成長できる」と見せることは、それ自体がピグマリオン効果になります。
ピグマリオン効果を得るための3つのポイント
① 結果より姿勢を見る
「100点すごい」よりも
「コツコツ続けたね」
努力に目を向けると、子どもは挑戦しやすくなります。
② 決めつけすぎない
「この子は人見知り」と決めつけるより、「今はそうなんだね」
とやわらかく受け止める方を選択しましょう。
③ 信頼としての期待をもつ
「絶対こうなってほしい!」は重くなってしまします。
ピグマリオン効果で大切なのは、「あなたには力があると信じているよ」という優しいまなざしです。
ここで勘違いされがちですが、子どもをコントロールすることではありません。子どもの力を信じて関わることです。


まとめ
子どもを大切に思う気持ちが、
知らないうちに逆効果になってしまうのは、とても悲しいことです。
今回ご紹介したピグマリオン効果のように、
ガミガミ言う代わりに「この子には力がある」と信じて関わってみる。
そんな関わり方もあるのかもしれません。
すぐに変化があるとは限りませんが、一度試してみる価値はあるのではないでしょうか。
そしてもうひとつ大切なのは、親である私たちが自分にどんな期待をかけるかです。
「大人でも成長できる」
そんな姿を見せることも、子どもにとって大きなメッセージになるかもしれません。









