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【元秘書が解説】「お手配」と「ご手配」はどう違う?どっちが正解?

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女性がパソコン持っている

「え?ここは『お手配』?それとも『ご手配』?」と迷うこと、ありませんか?

つい先日、お歳暮の依頼をする時に迷ってしまいました!!(笑)

でも実は、この2つにはちゃんと違いがあるんです。
そして、その違いを知ると文章がすっと整い、読み手への気遣いが伝わります。

では、元秘書の経験をもとに、「お手配」と「ご手配」の違いをやさしく整理します!!

リリー

今日で、この迷い終わりにしましょう

目次

「お手配」と「ご手配」には違いがある!

「お手配」と「ご手配」はどちらかは間違っているのですか?

いいえ。2つとも丁寧な言い回しで、正しい日本語なのですが、実は用途が違います。

お歳暮の申込書を出す時、一筆で「お歳暮の手配をお願いします」と書くつもりだったのですが、「お手配」と「ご手配」で迷ってしまいました。

お歳暮
画像引用元:photoAC
リリー

では、正解は「お手配」「ご手配」どちらなのか、みていきましょう!

「お手配」は『物』に対して使う

そもそも、「お⚪︎⚪︎」は主にものごと・物体に使われる敬語です。

また、丁寧にいう時に使います。例えば)お水・お車・・・などのように!

ですので、「お手配」も『物』に対して丁寧に言う時に使います。

「お手配」の例文
  • 書類のお手配ありがとうございます。
  • 入館証のお手配をお願いいたします。
リリー

文章がやわらかく、丁寧に感じられますね。

書類
画像引用元:photoAC

「ご手配」は『相手の行為』に対して使う

「ご⚪︎⚪︎」は行動や配慮を敬う表現です。
つまり「手配してくれた行為そのもの」に敬意を向けます。

「ご手配」の例文
  • 迅速なご手配ありがとうございます。
  • 渡航手続きのご手配に感謝申し上げます。
リリー

フォーマル感があり、人への敬意がより伝わりますね。

発送の様子を表現した台車とダンボール
画像引用元:photoAC

答え|実際に記載した表現

今回私は、お歳暮の書類を記載した申込書を提出して、発送をお願いする内容でしたので、

お歳暮の申込書を出して発送を手配・・・つまり『行動』なので「ご手配」にしました!

ただね、

お歳暮という『物』・・・なので「お手配」でも間違いではないように感じました!

リリー

日本語って本当に難しいですよね・・・

ルールは日本語の敬語に基づいている!?

上記で「お手配」と「ご手配」の違いと、使い方について説明しましたが、、

手配という言葉は漢語?なのだそうで、本来は「ご手配」が正しいとされるケースが多いみたいなんです。
ですが、普段会社などではどちらも使われています。
大事なのは丁寧さよりも文脈に合っているかが大切になります。

自然な使い分け

どちらの表現も合ってはいますが、、、

この表現よりは・・・

・お手配いただきありがとうございます。

・ご手配書類を送付ください。

・お手配のほど感謝申し上げます。

・お手配いただいた行程表、確認しました。

この表現の方が自然

ご手配いただきありがとうございます。

・書類のお手配をお願いいたします。

ご手配いただきありがとうございます。

ご手配いただいた行程表、確認しました。

「お手配」と「ご手配」のよくある疑問

どっちを使っても失礼じゃない?

失礼ではありません。
ただ、意味が合っているほうを使える人は印象が良くなります。

口頭でも使う?

はい。
言葉遣いはメールでも会話でも使います。

社外と社内で違う?

表現は同じでOKです。
相手が同僚でも、相手の手間や行動への敬意は変わりませんね。

書類を持っている女性
画像引用元:photoAC

まとめ

「お手配」と「ご手配」は、似ているようでちゃんと役割が違うのですね。

※もの→「お手配」
※行為→「ご手配」

これを知っておくと文章が自然に整います。
そしてなにより、相手に伝わるのは「丁寧に向き合う姿勢」です。あまり、難しく考えないようにしてくださいね。

リリー

今日から、迷わず使い分けてくださいね

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