秘書時代、数えきれないほどの初対面の場に立ち会ってきましたが、やっぱり「第一印象」って本当に大事なんです。
名刺交換の一瞬、あいさつのタイミング、相手の目を見るタイミング…。
小さなポイントで、「感じがいい人だな」と思われるか、「なんとなく印象が薄い人」になってしまうかが決まってしまいます。
今回は、第一印象を良くするための6つの方法を、秘書の視点でわかりやすくご紹介します!
第一印象が良い人は“得をする”ことが多い
実験でも明らかになっているように、人はほんの数秒で相手の印象を決めてしまうものだそうです。
そして一度良い印象を持たれると、その後の関係もスムーズに進みやすくなります。
たとえば…
- 面接や営業で「話を聞いてもらいやすくなる」
- クレーム対応でも「最初の印象で相手のトーンが和らぐ」
- ママ友やご近所づきあいで「自然と輪の中に入りやすくなる」
つまり、第一印象が良い人は、人間関係・仕事・日常のあらゆる場面で信頼されやすく、得をしやすいんです。

第一印象を良くすることは、ただ「感じがいい人だな」と思われるだけではなく、その後の人間関係やチャンスにも大きく影響するということ。
初対面で好印象を与えることで、相手が話を聞いてくれたり、信頼を寄せてくれたりと、“得をする場面”が確実に増えるんです。

ということででは、第一印象を良くする6つの方法を見てみましょう!
1. アイコンタクトは信頼の第一歩
初対面で信頼感を得るには、まず目を見ることが基本です。
とはいえ、ジッと見つめすぎると圧を感じさせてしまうので、「目→口→目」と視線をふんわり動かすと自然です。



目を見るのが苦手な方は、相手の目と目の間を見るといいですよ!


2. 少しだけ前傾姿勢を意識
姿勢は意外と見られているポイント。
座っているときでも、体をほんの少し相手側に傾けることで、「あなたの話に興味があります」という意思表示になります。
逆に、椅子にふんぞり返るような姿勢や腕組みは「壁」を感じさせてしまうので要注意です。
3. 相手の話をしっかり聞く
人は「話を聞いてもらえた」と感じると、自然とその相手に好印象を持ちます。
秘書時代によくやっていたのは、相手の言葉を繰り返す(オウム返し)+うなずき+短い相づち。
例:「この企画、上手くいくか不安で…」
→「そうなんですね、不安に感じていらっしゃるんですね」



どうしても話したい時には、相手に十分に話をさせた後に話しましょうね!


4. 笑顔は最高の自己紹介
笑顔は「私はあなたに好意的ですよ」というサイン。
緊張しているときほど、意識的に口角を上げることを忘れずに。緊張しているだけなのに、怒っている顔をしていることがあります。


5. 清潔感はマナーの一部
ビジネスでは「清潔感がすべて」と言っても過言ではありません。
高級な服よりも、「髪・肌・爪・靴」のケアが印象を左右します。
6. 声のトーンは印象の7割を決める?
人の印象は、「何を言ったか」よりも「どう言ったか」の方が記憶に残ることもあると言われているんです。
話すときはゆっくり・落ち着いたトーンを意識しましょう。



よく子供に、さっきまで怖い声で怒ってたのに、電話に出た途端に、声が高くなるって言われています。


まとめ
第一印象を良くするために特別なスキルや華やかな見た目は必要ありません。
大切なのは、相手を思いやる気持ちを行動で伝えることです。
たとえば、自然なアイコンタクトで「あなたの話をちゃんと聞いています」と伝えること。少し前傾姿勢になるだけで「興味がありますよ」という気持ちが表現できます。そして、相手の話にしっかり耳を傾けることで「この人、感じがいいな」と思ってもらえるのです。
さらに、笑顔や清潔感、落ち着いた声のトーンといった細かな要素が合わさることで、あなたの印象は一気にアップします。
第一印象は、ほんの数秒で決まってしまうもの。だからこそ、今日からできるちょっとした工夫を積み重ねて、「また会いたい」と思ってもらえる自分を目指しましょう。