元秘書が教える 手紙の書き方!敬具かしこどっち?厳密な違いは?

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手紙やメールの最後に「敬具」や「かしこ」を使うことはありますか?

「敬具」と締めるのは知っているけれど、 「かしこ」ってどんな場面で使うの?そもそも意味に違いはあるの?

こういった疑問を持ったことがある人も多いのではないでしょうか。

私も、正しい使い方を考えたときに「あれ?厳密な違いって何?」と 疑問に思ったことがあります。

今回は、意外と知られていない「敬具」と「かしこ」の厳密な違いについて、 意味や使い方、そして私自身の発見を交えながらご紹介します。

目次

敬具かしこの厳密な違い

日本語には「マナー」が多く、特にビジネスシーンでは 適切な言葉遣いが必要です。

手紙やメールの結びの言葉は、典型的な例ですね。 特に、「敬具」と「かしこ」には、 それぞれ意味や使う場面にルールがあります。 私は、以前 「かしこ」を知らずに使ってしまい、もしかすると 相手に「???」と思われていたかもしれません。

皆さんも、そんなことにならないように、 この機会にしっかりと「敬具」と「かしこ」の厳密な違いについて知っておきましょう!

敬具とは

「敬具」は(けいぐ)と読み、 ビジネス文書やフォーマルな手紙の締め言葉として使われます。

特に、 「目上の人に送る手紙やメール 」「 ビジネスシーンの正式な文書」などで使うのが一般的です。

【例】 拝啓 貴社ますますご発展のこととお喜び申し上げます。 さて、このたびは〇〇…… 何卒よろしくお願い申し上げます。 敬具

このように、「拝啓」と言ったら「敬具」などの頭語とセットで使うのがルールです。

また、同じような結びの言葉として、 「敬白(けいはく)」や「謹白(きんぱく)」などがありますが、 格式の高い表現になります。

「かしこ」とは?

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画像引用元:photoAC

「かしこ」は、 女性が使う書き言葉で、 特に手紙やはがきの結びの言葉として使われます。

現代ではあまり使われなくなりましたが、 フォーマルな場面で女性が改まった手紙を書く際に使われる表現です。

【例】 拝啓 春の訪れを感じる今日この頃、いかがお過ごしでようか。 この度は〇〇…… お体にお気をつけてお過ごしくださいませ。 かしこ

「敬具」と違って「拝啓」とのセットは必須ではなく、 手紙の最後に単独で使われることが特徴です。

もともとは「畏し(かしこ)し」から来ているそうで、 相手に敬意を表す言葉として使われていました。

また、手紙文化が盛んだった時代には、 特に上品な女性が使う結びの言葉として定着していたのです。

リリー

年配の上品な女性からの手紙にはよく「かしこ」が使われている印象です!!

どうやって使い分けるべき?

ではどうやって「敬具」と「かしこ」を使い分けるかですよね。

ビジネスシーンやフォーマルな手紙 の時→「敬具」
女性が親しい相手にフォーマルな手紙を書く時 →「かしこ」

これを意識するだけで、 間違えることはほぼなくなると思います!

リリー

「目上の人にかしこを使ってしまった!」 「ビジネスメールでかしこを使ってしまった!」 となると、 間違いなく相手に違和感を持たれますので注意しましょうね!

今の時代に『かしこ』って使うの?

EメールやLINEなどで連絡を取り合うことが多い今の時代、手紙のやり取りも減り「かしこ」はほとんど使われなくなっています。

パソコン
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しかし、だからこそ、礼状や感謝の気持ちを伝える時はメールではなく、あえて手書きの手紙で送ることで相手の目に留まりやすくなります!!

例えば、 「お世話になった方へ送る感謝の手紙」や「フォーマルな場面でのお礼状」では、 手紙で「かしこ」を使うことで、より心のこもった印象を与えられるでしょう。

こうした細やかな配慮が、ビジネスや人間関係を円滑にするポイントでもあります。

リリー

メールでは伝わりにくい温かみや丁寧さを表現できます。

まとめ

「敬具」と「かしこ」の違いを理解できましたか?

今後、ビジネスメールや手紙を書くときに、 迷ったらこの記事を思い出してくださいね!

また、フォーマルな手紙を書く機会がある方は、 ぜひこの「かしこ」を使ってみてください。

ワンランク上の女性になれるかもしれませんよw

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